第264回土曜マチネーシリーズ
2024 2. 3〈土〉 14:00 東京芸術劇場
指揮=山田和樹
サクソフォン=上野耕平
グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 作品47
ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 「ロンドン」
カプースチン:サクソフォン協奏曲 作品50
ラヴェル:ラ・ヴァルス
東京芸術劇場は5階まで直角に配置された2本の長いエスカレータから建物内部を見渡すたびテンションがあがってしまいます
今日のコンマスは日下紗矢子さん
1曲目、お恥ずかしいことにグラズノフという名も曲も始めましてでしたが、頭から終わりまで心地良く美しいワルツ、気に入りました
2曲目と休憩をはさんで今日のお目当て上野耕平さんのカプースチン
上野さんのサックスはまるで語りかけているよう、というのが第一印象
小柄な身体からたっぷり豊かな音が出て、エネルギッシュで繊細で素晴らしかったです
カプースチンも良いですね、チケット取って良かった
それにしても、サックスにドラムにトランペットで突然ムーディな夜の空気になったのはちょっと可笑しかった
そして、いつもはコントラバスの読響メンバーのうちおふたりがギターで参戦していたのも面白かった
上野さんアンコールは ボノー ワルツ形式によるカプリス
素人にもわかる難易度高い曲をなめらかに情感さえこめての演奏でした
最後のラヴァルスはプログラムによると指揮の山田さんには学生時代からの思い入れのある曲だとか
まるでご自身が踊っているような熱の入った指揮ぶりでした
また、今日は指揮者やメンバーはいませんでしたが、帰りにロビーで能登半島地震への募金しました
先月は前半のみ鑑賞で帰ってしまい出来なかったので良かった